中・高校部活動プランについて

徳島県内の中学・高校を対象に放課後の部活動で2026年4月から「競技プログラミング部(仮称)」を開設する学校様を外部指導員としてサポートいたします。情技団の自宅学習コースの仕組みを応用して、質は落とさず、情技団にかかるコストや、部の運営コストを最小限に抑えることによって部活動の費用も全国平均(文科省が発表している中学・高校の平均額を参考にしています)で対応できるようになりました。もしご検討いただける学校様がありましたらお声がけください。

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1.背景

①IT人材不足

近年、AI・IoT・アプリ開発など情報技術の発展は急速に進んでおり、経済産業省の試算では2030年にIT人材が約79万人不足すると言われています。さらに2025年度入試からは大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が導入され、大学でも学部新設が全国で進んでいます。中・高校でのプログラミング教育は、進学・就職の双方で重要度が増しています。

②地域格差

これほど将来大事な分野にも関わらず、習い事で都会と地方で1番「地域格差」がうまれているのは「プログラミング学習」というデータを大手シンクタンクが発表しております。格差を少なくするには都会と同じ水準の学習を徳島県内に幅広く実施することが最善の策だと考えました。

③女子学生

また、日本の初等・中等教育の女子学生は、OECD の実施する学習到達度調査(PISA) の数学に おいて、G7中最高位の得点を獲得していますが、STEM(科学・技術・工学・数学)分野の高等教育修了者に占める女性の割合は 16.7%と G7中最下位となっています。日本国内の男女比がほぼ1:1であることを考慮すると、STEM分野において男女比が偏っていることは明らかです。このような偏りが発生する原因の一つとして、歴史的、社会的な風習(無意識の偏見)が指摘されています。学校の部活動での取り組みによって、今までプログラミングやSTEM分野に興味がなかった生徒、注目していなかった生徒の参加を促すとともに、性別に関係なく、誰もがプログラミングに熱中することが当たり前だという社会的な合意が必要だと思います。

生徒が基礎から実践まで学べる場を校内に整えることは、将来の学習・進路に大きなプラスとなります。生徒が情報スキルを身につけ、将来の選択肢を広げるために、課外活動として競技プログラミング部の設立を提案いたします。

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2.目的

①論理的思考力・問題解決能力の育成

情技団のプログラミング学習は「考える力」がつく教材になっております。数学のように問題をひたすら解いていくので、様々なプログラミング教材はありますが、競技プログラミングは部活動として学校に1番向いています。言語はPython(C++も可能)

②情報Ⅰ・大学入試・資格試験対策

情報Ⅰで1番難関なのはプログラミングのパートだと思います。国内最大の受験者数である、プログラミング能力検定試験「プロ検」に、挑戦できますので、学力としての向上が見込めます。情報Ⅰだけではなく、大学や専門学校への進学後にプログラミング学習を実施するところも多くなっておりますので、中・高校で実施することで保護者様への安心にもつながります。

③JOI日本情報オリンピックや全国規模の競技プログラミングコンテスト参加による実績作り

中高生でプログラミング関係では1番大きな挑戦になるイベントになります。挑戦することが学力以外の力にもなり、他のイベントも定期的にありますので、アウトプットする機会が年に何回も用意されております。

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3.指導体制・運営方法

①顧問教員は専門知識不要(生徒・運営管理のみ)

先生は部活時に生徒の様子を見ていただいたり、情技団が提供するお知らせ等の情報共有、部活費の管理が主な役割になりますので、先生が異動になった場合の引き継ぎも簡単に済ますことが可能で、学校のご負担もないように考えております。

②技術指導は情技団が24時間以内サポートで対応

ここが通常の部活と違う点になります。情技団は学校の教室で指導しません。(学校に行きません)情技団もこれによって何校でも対応が出来ることが可能になりました。プログラミング学習の性質上、各自、自由に進めていける教材になっており、わからないところの質問を専用サイトから質問することによって情技団の講師が24時間以内に回答する仕組みになります。基本的には質問の回答を待つ間は、他の問題に挑戦できますので学習が止まってしまうこともありません。Zoomなど外部ツールも利用しないのでカメラも必要なく生徒が画面に映ることもありませんのでセキュリティーも安心です。

③学校PC室を使用(初期費用を最小限に)

インターネット回線につながっているWindows、Macパソコンであれば利用できます。(タブレットは不可)

④個人情報の管理

生徒の個人情報は『氏名』『学年』『ニックネーム』のみ、情技団も共有します。通常は『ニックネーム』で呼び合います。プロ検など試験を受ける場合は住所、生年月日など必要になりますが、プロ検やその他の個人情報は代表講師のみ管理しますので、外部に流出する危険性もなく安全面に配慮して運営いたします。

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4. 学習カリキュラム

①Python(初級者)

はじめてプログラミングをする生徒向けにPythonが習得できる競技プログラミング風の教材を利用。この教材でプロ検も対応しています。年4回、小規模な競技プログラミングコンテストにチャレンジします。(学校数が増えると学校対抗戦や県大会など開催も可能になります)大学入学後までのプログラミング学習はこの教材だけでも十分です。

②Python(競技用)

初級が終わった生徒や、もうすでに競技プログラミングに挑戦している生徒は、別の競技プログラミング用教材に変わります。ここから本格的な競技プログラミング学習となります。JOI情報オリンピックを目指します。(アルゴリズムやデータ構造まで)また、他の競技プログラミングにもチャレンジします。

③C++(競技用)

同じく、もうすでに競技プログラミングのC++で挑戦している生徒は、JOI情報オリンピック本選用の基礎学習から最終的な本選まで可能です。(アルゴリズムやデータ構造まで)また、他の競技プログラミングにもチャレンジします。

例えば今年度2025年4月から(Python、C++どちらでも可能)
・4月19日:東京海上日動プログラミングコンテスト2025
・5月17日:パナソニックグループ プログラミングコンテスト2025
・5月18日:トヨタ自動車プログラミングコンテスト2025#2
・5月30日:MC Digital(三菱商事グループ)プログラミングコンテスト2025
・6月21日:トヨタ自動車プログラミングコンテスト2025#3
・7月 5日:デンソークリエイトプログラミングコンテスト2025

このように競技プログラミングは大企業がコンテストを頻繁に実施しております。

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5. 学校へのメリット

①特色あるICT教育として入学希望者増加のPR材料に

まず、保護者様が学校で安心してプログラミングに取り組める環境があるということは大きなポイントになると思います。部活費用も民間教室にくらべて安価なのも大きいです。

②生徒の進学実績・資格取得率向上

学校様によっては今までなかった分野に進む生徒も増えることも予想されます。

③競技プログラミングコンテストによる学校の知名度向上

競技プログラミングに参加する学生はまだ少ないですが、競技プログラミング部を開設することによって徳島県内に知っていただく機会は増えると思います。学校数が増えると学校対抗戦や県大会など開催も可能になります。

④部活動民間委託で地域との連携機会の増加

現在、部活動の民間委託などが話題になっておりますが、リスクの少ない分野で1度、試していただくことで、今後、他の部へのきっかけ作りにしていただきたいと思います。

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まずは2025年度を試行運営として、週1回~数回(60分~120分)で実施し、成果を検証した上で2026年度に正式な部活動へ昇格させることを提案します。競技プログラミング部は、生徒の学習意欲を高めるだけでなく、学校全体の教育力・広報力を高める効果が期待できます。ぜひ設立をご検討ください。

Pythonについて

PythonはAIや人工知能に使われ、2022年度から高校で必修化される「情報Ⅰ」に含まれるプログラミング領域の基礎知識を網羅し、2024年度より大学入学共通テストに導入される「情報」のプログラミング対策にも繋がります。今からプログラミング能力をつけておくことで将来の選択肢が広がります。情技団のPythonとは?こちらをご覧ください

個別で自主的に進めていき、わからないところは講師に聞く学習法ですが、基本的にはしっかりと言葉の意味を暗記(理解)、必要であれば復習(何度も復習できます)することで必ずクリアして次にステップアップできるので、「わからない」ので講師に聞かないといけないという状況にはならないようになっています。

このPython学習のシステムはリアルタイムに受講生が受講している画面を講師側の管理画面から見れる画期的な仕組みになっております。どういうことかと言うと、「コードを入力している様子もすべてわかる」ということです。もっと細かいところまでいうと1問に何秒かかったか、1問に何回間違えたかまでデータで出ます。

情技団ではこれまで定量的な評価が難しかったプログラミング能力について、プログラミング言語に寄らず、同一の基準で学習・教授・評価するための共通参照枠であるプログラミング能力検定試験CFRPに完全準拠したカリキュラムを採用しています。

【2024年4月5日】代表講師が、動画に出演されている鹿野先生が代表を務める、一般社団法人デジタル人材共創連盟(デジ連)の教育サポーターに認定されました。簡単にいうと学校現場で情報Ⅰの授業で先生のサポートで入ったり、放課後のプログラミング部など部活動支援で入ったりする人材として問題ないと判断されたことになります。全国的に情報Ⅰが教えれる先生が少ないという問題があるらしいです。四国のプログラミング教室事業者では最初の1人になりました。

まずはお気軽にお問合せください。